自動車整備士の年収は資格によって大きく異なる
自動車整備士は車両の点検や修理などを一手に引き受ける技術職です。個人の腕前が仕事の質に影響するので、経験豊富なベテランほど年収が高いイメージがあります。経験が必要なのも事実ですが、それ以上に整備の資格が年収に影響する事実は否定できません。年収が高い自動車整備士はその多くが2級以上の整備士資格を持っています。
町の修理屋など、身近にいる自動車整備士は大抵、2級整備士の資格持ちです。2級の資格があればエンジンや足回りの分解ができるので、一通りの整備作業を行うことができます。また、初歩的な資格である3級整備士への指導も可能です。2級の年収は約350万円から400万円が平均的な相場ですが、客商売でもあることから営業スキルに左右される事実は否定できません。
1級整備士の資格は取得が非常に難しく、整備士全体の5パーセント程度と言われています。一方で従事できる作業の幅は非常に広く、ハイブリッドカーや電気自動車などの特殊な車両を整備できるのは1級の資格を持つ人だけです。希少性の高さから年収も多く、約500万円ほどになります。一方で一般的な修理作業は2級の資格でも十分に対応できることから、1級であることを理由に優遇されるケースは多くないと言えるでしょう。
自動車整備士は経験と技術力、そして所持している資格によって給与に大きな差が生じる仕事です。多く稼ぐには長く続ける根気と、上位の資格を取る向上心が欠かせません。自動車整備士の年収のことならこちら